ハルヒサマーフェス2012@西宮レポ(後編)

前編からの続きです。


早くも、2012年8月25・26日の兵庫県西宮市での有志イベント「ハルヒサマーフェス2012」から2ヶ月が経ってしまいました。
身辺が落ち着かない上にスランプ状態に入っており、記事が大変遅くなり申し訳ありません。


「公式ガイドブック 涼宮ハルヒの消失」(角川書店)のP141「『涼宮ハルヒの消失』ロケハンMAP」に、

涼宮ハルヒ』シリーズの舞台は、原作者・谷川流氏の出身地である兵庫県西宮市周辺がモデルとなっており、京都アニメーションのスタッフの尽力によって、実写かと見まごう程リアルに再現されている。

と書かれているように、西宮はハルヒの舞台です。非公式ながら、初めて涼宮ハルヒシリーズに関する展示・調査報告会を西宮で開催する事が出来ました。角川の許可は得ています。


会場は、「涼宮ハルヒの消失」で「光陽園学院」として登場する夙川学院中学校・高等学校の増谷記念館です。
当日スタッフ数は延べ51人、約200人が来場しました。


夙川学院高校関連の展示。せっかく「涼宮ハルヒの消失」の舞台が会場なのだから、これは無くてはならないでしょう。この辺りの写真は全部私が撮りました。上のパネルはA2サイズ(42×59.4cm)です。


スペース不足から、一部の展示物は机の上に置いて、「ご自由にめくって見てね」状態になっていました。右が「涼宮ハルヒの消失」キャプ画で、左が私の写真。


1日目に駐車場にあった、14代生徒会長さんのハルヒ痛車です。家族に配慮し、ルーフを上げなければ割と普通の車に見える、というアイディアには脱帽でした。施工は富田林市の痛車工場「ハルヒ自動車」さん。


制作秘話はこちら。

涼宮ハルヒ(背景)の現状/萌え車♪補完計画「見知らぬ天井(ルーフ)」;ハルヒ・サマーフェスともみみのマリホでの様子


ハルヒ自動車さんの紹介記事。
http://kanbanshoujo.blog69.fc2.com/blog-entry-8.html
http://getnews.jp/archives/233595



2日目、みっくんの痛車です。通称「ハルフィード」(ハルヒ仕様のFREED)。私が自主的に制作したハルヒサマーフェスの予告映像にも登場しています。
小さいですが、北口駅前公園の時計と、ハルヒのレイヤーさんと一緒に写してみました。学校関係者も使用するため駐車場を来場者向けに開放する事が出来ず、スタッフのみ駐車可という形になりました。



ハルヒと舞台が共通している事から、漫画「ももるぶ」も作者の志賀伯さんの許可を得て展示させて頂きました。一度だけ尼崎中央商店街が登場します。
原稿データを提供して頂いたので、単行本の見開きページでは見えない真ん中の部分まで見えます。

キョンの後ろのお店に注目。


詳しくはこちらをご覧下さい。
志賀伯「ももるぶ」1巻舞台探訪@尼崎中央商店街 - きーぼー堂


調査報告会の様子。聴衆からの質問もかなりレベルが高く、学生が頑張って答える場面もありました。写真は原先生。小説版「いまいち萌えない娘」の発売を控えた森田季節さんの講演については、単独で記事にしたいと思います。


コスプレイヤー学生勢揃い。1日目は、古泉くんは閉鎖空間にバイトに行っていて不在でしたw
キョンの分は制服の準備が間に合いませんでした。

私がしてきやさんのジオラマ(前編参照)の梱包を解いた直後、早速撮る長門さん。


平坦なAコース、北高へ向かうハードなBコースの2つのコースで、ハルヒ舞台探訪ツアーを開催しました。


Aコースは会場(夙川学院増谷記念館)→サイゼリヤ北夙川店前→大社中→水道路踏切→甲陽園駅。


Bコースは会場→正門→獅子ヶ口バス停→柏堂町バス停→北高→徒歩で通学路を下り、会場へ戻る・・・というのが基本コースです。Bコースは2時間はかかり、午前1回、午後はガイドを増やし2回行いました。



「消失」で登場する、門の内側からのアングルが押さえられるのは今回ならでは!


次は獅子ヶ口バス停を目指します。午前の部は乗れなかったんですが。

午後の部、北高最寄の柏堂町バス停から北高へ移動中、眺めの良さに驚いているところ。

ズーム。

もっとズーム。
舞洲のゴミ焼却場、京セラドーム大阪は見える事は良くあるのですが、何とこの日は大阪湾を挟んで南東へ約40kmの大阪府富田林市のPLの塔(左上)まで見通す事が出来ました。その約10km先は奈良県(御所市)です。


ちなみに、富田林市には鶴屋さんの家の外観モデル・旧杉山家住宅がありますが、訪れる人は少ないようです。
【ハルヒ】鶴屋邸の外観のモデルを発見 - きーぼー堂


至らない部分もありましたが、ツアーの参加者には楽しんでもらえたと思います。


ハルヒサマーフェスの事を知らずに、いまもえのハルヒ聖地巡礼マップを持って周っていた人達も居たと聞いています。


ハルヒキョンと時計、夢の競演。せっかくなのでお願いしてみましたw
2日目の最後には、スタッフ全員で集合写真を撮りました。



ミサキズムさんが開催記念に描いてくれた色紙です。スタッフの間でジャンケンの末、長門コスの子が当てました。ブレててごめんなさい。


2日目、8月26日の夜には早くも日刊スポーツ、MSN産経westでハルヒサマーフェスの記事が掲載されました。同じ文章で、産経は写真付き。


「涼宮ハルヒ」聖地巡礼ツアーに200人(日刊スポーツ 2012年8月26日19:05)
1日で200人もツアーは無理ですwww
それはイベント全体の参加者数です。



「ハルヒ」ツアー盛況 モデルの高校や通学路を巡る 兵庫・西宮(MSN産経west 2012年8月26日20:23)
写真を撮影した記者が同行したツアーは私がガイドしたのとは別のグループでした。


翌日、神戸新聞8月27日朝刊阪神版に、ハルヒサマーフェスの記事が掲載されました!

後日珈琲屋ドリームにて、N.Kitamuraさんに新聞を頂きました。
Web版→http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0005331639.shtml ウェブ魚拓
実に嬉しく、達成感がありました。私が撮った写真も後ろに微妙に写ってますよ〜。左に写っている方は、こうして新聞に載る事は予想外だったようです。


私のハルヒサマーフェスにおける仕事としては、北口駅前公園の時計、してきやさんのジオラマを借りられた事、実写版の実現、ハルヒ以外ではクリーンアップひょうごキャンペーン・いまもえ・ももるぶ等の展示許可を得られた事は満足しているのですが、反省点も多々あります。


2ヶ月前に展示物が影も形も無い状態で、お盆にはもうパソコンでするような作業もそれほど無いだろう、と楽観視していました。実際には福島県の祖母宅に行ったのに毎日パソコンに向かい8月19日にネットカフェから原稿送ったりしてたのですがw


アンケートでは
「展示物が『おいてある』だけになっていて、その説明が足りずに何かわからないものが多かった。解説員が1 名常駐して欲しいと思った。」という意見が寄せられています。


8月24日(金)午後の前日設営では私が居なかったため適当に写真が並べられ、初日朝は私がそれを並べ直す作業から始まりました。説明文の作成が間に合わず、あまり付けられなかった事が一番の心残りです。開場後もマジックとハサミと画びょうを手に、段々と説明文を増やして行きました。前日にぶっつけ本番で配置したため、全然スペースが足りない事を予期出来ず、パンフで書いていた「ウルトラマンメビウスウルトラ兄弟」などはお蔵入りとなってしまいました。


それを補完する物として、私が書いた「失われたハルヒの舞台+α」(約8000字)、「ハルヒと舞台などが関連する作品」(約4300字、こちらは展示にも使用)を収録した冊子を来場者に無料配布したのですが、印刷した100部は初日で尽きてしまいました。
細雪」、「LAST KISS」、オマケとして個人的にお勧めの「駅員ジョニー」「走れ!ケー100」「怪奇大作戦」「ユカをよぶ海」も舞台に注目して冊子内で軽く紹介しました。


説明文が無い分、私が解説をするという手も、2日目にはずっと巡礼ツアーのガイドで不在だったため使えませんでした。忙し過ぎて自分の担当以外の展示はゆっくり見られませんでした。2日目午前も午後もガイドは、やや無理があったと思います。


同様のイベントをする機会があれば、この辺りを改善したいと思います。



8月27日、会場からの北口駅前公園の時計の撤去作業。原先生提供。

後日、現在の所有者の元に戻って時を刻んでいる光景を見届けて来ました。


参加者・スタッフの方のレポート

涼宮ハルヒ(背景)の現状 ハルヒサマーフェス2012に参加させてもらいました♪
(14代生徒会長さん)
http://blogs.yahoo.co.jp/canfly_info/30064032.html
名古屋・大須電波ニュース(大須Blog):【兵庫西宮】ハルヒサマーフェス2012 - livedoor Blog(ブログ)
「ハルヒサマーフェス2012」1日目: ひょうごっつ☆くーるβ版
ハルヒサマーフェス2012 <8月25日〜26日> - トピックス - 西宮流(にしのみやスタイル)
みっくんの近況とハルヒサマーフェス2012 | ~till we meet again~
[ハルヒサマーフェス2012写真レポ もっと気ままにミサキズム


関西新文化振興会・関西コンテンツツーリズム研究会による公式資料
ハルヒサマーフェス2012 実施報告」が最も詳細です。
PDFファイルなので注意。
http://knpa.info/img/knpa_book_0006.pdf
関西新文化振興会 ハルヒサマーフェス2012関連記事


ハルヒサマーフェスの展示品調達、レポ作成にあたり、以下の方々のご協力を頂きました。ありがとうございました。


涼宮ハルヒ関連>
水越柚耶様、ちゃうけ様、してきや様、ミサキズム様、J.Smith様、N.Kitamura様、ジョン・タカス様、音子様、おさる様、レオーノフ様、Buzz様
もみ様、敦賀の人様、兎月様、みっくん様、じょうこー様、kaigunntyuui様、もりさと様


<西宮市の昔の写真関連>
生地健三様、テスラ様、西宮市情報公開課様、西宮コミュニティ協会様、伊藤太一様(ぶらり見てある記)、西宮流様、松本林業株式会社様(カイセイ薬局の写真)、朝風様


<その他展示関連>
財団法人ひょうご環境創造協会様、ゆきうさぎ様、いまもえ制作委員会様、志賀伯様


<レポ作成にあたっての写真提供>
Takahashi様、J.Smith様、きさお様


※基本的にスタッフと、私が直接交渉していない方(角川プロダクションなど)は載せていません。

来場者ノートに書いてくれた新快速さ〜ん、すみませんが思い出せないので見てたらコメントお願いします!

10月7日(日)の神戸夙川学院大学の学祭では、原ゼミは私が撮影した写真を含むハルヒサマーフェスの展示物の一部を流用&新規作成して展示しました。キャプ画は無し。
全然展示物写ってないけど、持ち物を出して記念写真を。

10月27日から西宮にて、初の公認イベント「SOS団in西宮に集合よ!」が開催されます!
http://nishinomiya-style.jp/haruhi/
次回の更新で詳しく紹介する予定です。


次回→涼宮ハルヒの舞台・兵庫県西宮市で公認企画展開催、谷川流さんからのメッセージも - きーぼー堂