「涼宮ハルヒの驚愕」当初の発売予定日から3年


2007年4月7日撮影
この少し前の3月31日に出た「涼宮ハルヒの分裂」も桜の時期の話で、北口駅前公園も登場していました。

同じ頃、西宮市伏原町の宮脇書店西宮店。阪急今津線とスポーツドームかわらぎの中間点ぐらいにあります。まだ2階にプラスGEOが出来ていない頃。

その店頭にハルヒが居ました。

涼宮ハルヒ参上!」見えにくくされちゃってるのが惜しい。さすが西宮と思ったけど、店の前に置いてる一般書店って他にあったのかな?

2007年3月31日に発売された「涼宮ハルヒの分裂」と、6月1日発売予定の「涼宮ハルヒの驚愕」の販促用の立て看板です。「分裂」「驚愕」はハルヒシリーズ初の上下巻構成で、「分裂」の先が気になる終わり方にファンはやきもきして発売を待ったのです。

5月14日、発売延期が発表・・・。発売日は「6月1日」から「未定」になりました。右下の小窓はカウントダウンに使われていた物。写真は5月31日撮影。

その後2007年末までに角川書店が株主向けに配布した資料では2008年初春に発売予定となっていたようですが、結局発売されず。

Garbagenews.com「涼宮ハルヒの憂鬱」最新刊「涼宮ハルヒの驚愕」の発売は初春にhttp://www.gamenews.ne.jp/archives/2008/01/post_3048.html

2009年のアニメ新作、2010年2月の劇場版消失のタイミングに合わせて発売されるのかと思ったらまたも何も無く、どうして驚愕が発売されないのかという話題にも飽きて来た頃・・・
当初の発売予定日から奇しくも1000日目*1の2010年2月24日、ザ・スニーカー4月号を早売りで入手した人の情報から4月30日発売の6月号で「驚愕」が先行掲載される事が判明しました!


そしてまたハルヒの「ごめんネ!」が出る事も無く、ザ・スニーカー2010年6月号に「驚愕」原稿用紙70枚分の先行掲載が無事されました。谷川さんのコメントによれば現時点で8割ほど出来ていて370枚だそうだからこれは全体の6分の1くらいか。


短いですが、3年ぶりにハルヒの新作を読めて嬉しくてたまりません。
「分裂」の先行掲載で佐々木の絵が無くて、話し方で佐々木を男と思っていたのが懐かしいなあ。
Syu's quiz blog2007年03月01日 『涼宮ハルヒの分裂』佐々木は女? 男?

2010年6月1日で、「涼宮ハルヒの驚愕」の2007年6月1日から3年を迎えました。長いな・・・。2010年内の発売を目指しているそうです。

ハルヒは長い沈黙から復活しましたが、その一方で…

2008年6月から電撃文庫MAGAZINE(隔月刊)で連載されていた 谷川流さん原作、菜住小羽さん画「蜻蛉迷宮」は、2009年10月10日に発売された2009年11月号の第9話掲載を最後に休載を続けています。11月号巻末の次号予告にも載っていないので第9話掲載時点で次の休載は決まっていたようですが、理由の説明はありません。いつもは40ページほどなのにこの回は15ページぽっちです。
単行本第2巻で1話前の第8話まで収録されたため、現時点では第9話のみが単行本未収録。

劇場版消失の監修と、公開後は驚愕の執筆で忙しいから休載にしているのだろうと思っていますが(ハルヒに比べれば文句を言う人も少ないだろうし)、打ち切りじゃないよね!?ここで終わられては困る!

電撃文庫の「学校を出よう!」シリーズは2004年発売の6巻を以って一区切りとなっていますが、「ボクのセカイをまもるヒト」(これも未完)1巻のあとがきで谷川さんは続きを書く意思を見せています。「少なくとも神田健一郎くん*2には再登場してもらわないと困ります」とまで。

2008年9月27日発売の電撃文庫MAGAZINE増刊とらドラ!VS 禁書目録で、4年ぶりの新作となる短編「The Destructive Element」が掲載されました。思わせぶりな終わり方で序章的な内容になっています。蒼魚真青さん絵変わったなあw

学校を出よう!6巻は「分裂」と話の構造が似通っているので、未読の方は学校を出よう!シリーズを読んで見る事をお勧めします。西宮市立中央図書館に全6巻置いてます。

以下大した事じゃないけど「驚愕」先行掲載のネタバレ


キョンが歩いている場所が目に浮かぶようでした。「光陽園駅」が出てくるのは消失の七夕の場面の「光陽園駅前公園」以来では?

P77、キョンが光陽園学院の方へ向かう途中で周防九曜に会った踏切。九曜は踏切の向こうに居ました。アニメ1期「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅴ」のハルヒの独白シーンでおなじみ阪急甲陽線水道路踏切ですね。作中でも「一年近く前。ちょうどこの辺りで、俺はハルヒから長々とした独白を聞いた」と書かれてます。
「駆け抜けて行く車両がそれほど多くないのにも関わらず」というのが現実の甲陽線を連想させます。(アニメとは矛盾しますがw)
この少し前、キョンが(九曜を探すためには光陽園学院の)「警備員がどんな制止をしようがかまわん」と考えているのが劇場版消失を思い出させます。

P84、キョンハルヒ指定のカリフォルニア産オレンジ百パーセントジュースのボトルを買った「駅近くのスーパー」は写真左端のいかりスーパーマーケット アンカーレット甲陽園店でしょう。右が甲陽園駅。このいかりは「涼宮ハルヒの憂鬱V」「涼宮ハルヒの消失」でも画面に写っていました。長門のマンションはアニメの設定ではこの後ろのマンションの場所にある事になっています。
参考:http://kanai.dw.land.to/diary/2006-06-26a.htm

ハルヒが話したおか…母親の話が実に興味深かったです。一番どんな親なのか気になるのがハルヒだし。これだけではまだ情報が少ないけど、「この親にしてこの子あり」という感じなのか、または正反対なのかw
キョンの母親は間接的な描写しかないし(アニメでは出番さえ無い)、長門はともかく、古泉、みくるは親どころかどんな暮らしをしているのかも良く分かりませんね。