阪神百貨店の屋上遊園が半世紀の歴史に幕涼宮ハルヒの憂鬱の舞台

2月12日に出現した告知*1

阪神百貨店梅田本店の屋上遊園が2014年2月28日(金)で閉園、半世紀の歴史に幕を閉じます。「消失」のサイゼリヤ北夙川店の閉店に続き、涼宮ハルヒシリーズのファン、特に古泉ファンには辛いニュースです。

阪神百貨店(大阪神ビル)は2014年度から建て替え工事が着工の予定ですが、詳細なスケジュールは不明です。

2007年3月11日撮影
涼宮ハルヒの憂鬱5で、古泉が閉鎖空間の神人を見せるためにキョンを連れて来て、赤玉となって飛び立ち神人と戦ったのがこの屋上でした。見える風景はかなり変わりました。

アニメとの比較など、詳しくはこちら。放映前にしか撮れなかった貴重な写真もあります。
涼宮ハルヒの憂鬱舞台の変貌(改)その6 キョンと古泉が居た阪神百貨店屋上 - きーぼー堂
 涼宮ハルヒの憂鬱舞台の変貌(改)その5 アクティ大阪 - きーぼー堂

2008年3月22日撮影

2014年2月11日撮影

2008年3月16日撮影
内部に乗り込めるドラえもんは1980年の製品で、須磨水族園、みさき公園などにもあるようです。

ジャンボドラえもん（ナムコ・１９８０年）-りんご色のほっぺ♪

屋上遊園には午後5時半までには行った方が良いですよ。

2012年8月に発見した父の子供時代のアルバム(保存状態劣悪)に、阪神百貨店での写真がありました。(左下2枚は福知山線石生駅前)

1964年(昭和39年)1月5日撮影
ちょうど50年前、東京オリンピックがあった年。この42年後の2006年、息子はハルヒの舞台探訪でここを初めて訪れる事に・・・ｗ

2013年3月17日撮影
現在の9階屋上庭園が当時は遊園地だったようです。右の鳥居は変わっていません。

2010年2月6日撮影
劇場版涼宮ハルヒの消失の初日初回上映を皆で梅田ブルク7で鑑賞した後、なぜか200系新幹線の乗り物に乗る事になったきーぼー。

上は大阪駅(3代目駅舎)、右は阪神百貨店、左は第一生命ビル、

屋上遊園が出来たのは恐らく1958年(昭和33年)3月の増築完成時。「大阪の空を飛ぶ」(1959年、大阪市公聴課)の1959年2月撮影の写真には観覧車(!)、コーヒーカップ、サーキットが写っています。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4560886
月光仮面で第2部「バラダイ王国の復讐」に続き再び大阪が舞台となった第5部でチラリと阪神百貨店が映っています。2分30秒頃。ナレーションは五郎八役の谷幹一氏。

1963年(昭和38年)の増築で現在の形が完成しました。

2011年11月に都会のねずみ＠阪神百貨店屋上庭園でも紹介したNHK 「にこにこぷん」(82〜92年)の車。しまわれていますが、故障中？

ゲームコーナーには80〜90年代の色々なゲーム筐体があります。右はマスコット的存在？の「ロボ丸」。特にロボットらしいギミックは無く、スロットゲームです。

「バトルドラゴン」はどう見てもドラゴンボールの影響受けてますね。1981年発売という「山のぼりゲーム」は単純でありながら面白い。

懐かしいスーパーマリオワールドの音楽が聞こえて来ました。
「マリオうんどうかい」(バンプレスト、93年)

画面全然見えないんだけどｗ　「やあ！ぼくマリオ！」と日本語で喋ります。

マリオにこんなキャラ居たっけ・・・補充のしようが無いのは分かりますがｗ

魔法騎士レイアースの鉛筆がもらえるという筐体も無関係の鉛筆が出て来るようです。BGMは「ゆずれない願い」。

「クレヨンしんちゃん　どこいくの？」(タイトー、93年)
野原家の車が青くない。

初期の絵ですね。「オラはにんきもの」のインストとしんちゃんの声が流れます。
プレイ動画

「アウトラン」と「スーパーハングオン」はかなり貴重らしい。

自分が自販機以外を利用する事は全然無かったのでとやかく言える立場でもありませんが、全国から屋上遊園地が姿を消す中、貴重な存在だっただけに残念です。この開放的な雰囲気が好きでした。

梅田の阪神百貨店の店長さんからお手紙が来ました。 2／28日で残念ながら屋上遊園地は閉店ですので関西のみなさん阪神百貨店に行った際は是非遊びに行ってみてくださいね！拡散希望！ pic.twitter.com/bRtuMchFlG
— フジオパンダ/屋上写真家 (@FujioPanda) 2014, 2月 9