4コマなのエースで萌えおこし漫画「芦屋四姉妹物語」連載開始!


「芦屋四姉妹物語」は芦屋市商工会と神戸芸術工科大学地域活性化、若者の集客のために制作した漫画です。座敷童子の四姉妹が芦屋の商店街に住みつくという内容です。


写真は2010年2月に出た最初の「打出商店街編」を除く冊子3冊(テスラさん撮影)。
2010年は芦屋を一度も訪れる事が無かったりで、芦屋四姉妹物語の動きは全然追えていないのですが、今回は芦屋在住のテスラさんに協力して頂きました。テスラさん撮影と書いた写真以外はきーぼーによる撮影です。


芦屋と言えば、「涼宮ハルヒの憤慨」収録「ワンダリング・シャドウ」で登場する阪中さんは阪急芦屋川駅近くに住んでいる設定です。
ぼんやりした放浪者 : 涼宮ハルヒの消失・憤慨・に出てきた:阪中 佳実の家を探しに
後天性無気力症候群2007-01-13 阪中の家は芦屋にある



等身大パネル(テスラさん撮影)
左からつる(長女)、たえ(四女)、ゆき(三女)、さち(次女)
芦屋を舞台にした谷崎潤一郎の小説「細雪」に登場する蒔岡四姉妹から「子」を取った名前になっています。

読売新聞2010年11月9日朝刊<芦屋の商店街PR「こいさん、頼むわ」 「細雪」4姉妹萌えキャラ化>
私が芦屋四姉妹物語を知ったのはこの記事。同年6月に細雪を読んでいたので、えっ、何で座敷童子!?とあっけに取られましたwww


細雪の名残は姉妹の名前と、「ゆき」が雪子のように「引っ込み思案でおしとやか」などの性格設定に見られるぐらいで、「こいさん」という呼び名は出て来ないし、細雪のストーリーとは関係していません。
ただ、戦前の芦屋にタイムスリップする「観光大使編」は谷崎潤一郎のゲスト出演があります。


ミサキズムさんのツイートの影響で「長門有希ちゃんの消失」が連載されているヤングエースを買って、3月19日に別の連載を読もうとした時、なのエースの広告が目に止まりました。

「芦屋四姉妹物語」新連載、だってええええ!?凄い!!
3月9日の発売から既に10日が経っているのに知らずに居たとは不覚でした。

翌3月20日とらのあな三宮店で早速4コマなのエースVOL.11を購入。「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」最終回も掲載されています。

『芦屋四姉妹物語』
漫画:赤本尚美 原案:大塚英志 キャラデザ:ひらりん 協力:芦屋市商工会


元々、芦屋市商工会が企画し、神戸芸術工科大学に依頼して生まれた芦屋四姉妹。原案の大塚英志さんと言えば、「多重人格探偵サイコ」などの原作者として有名ですが、同大学メディア表現学科の教授でもあるそうです。
描くのは今までと同じ赤本尚美さん。2010年度当時は4年生。何度も現地を訪れてイメージを膨らませたそうです(神戸新聞2010年2月2日 漫画で打出商店街活性化を 神戸芸工大の学生ら制作 実在の商店、名所登場/とみやんのブログだよ)。


最初に、芦屋四姉妹物語についての紹介があります。ニコニコ漫画で三女「ゆき」を主役にした漫画の連載を準備中だそうです。


過去の冊子とは違い4コマ。掲載誌に合わせて、ライトノベル作家志望の大学生の家に四姉妹が住みつく「同居ハーレムもの」になっていますw
冊子版は「頑張っているのは分かるけど微妙だな〜」と正直思っていたのですが、連載版は絵柄も面白さも格段に良くなっていると感じます!連載初回は8ページの中では人物紹介でやっとらしく、ただ芦屋が舞台と分かるだけです。次回以降はどうかな?


次号は4月9日ごろ発売です。
4コマなのエース 連載作品紹介


芦屋四姉妹物語公式サイト
↑2010年11月以降更新停止中。冊子版の漫画を読めます。うちでは上が切れてしまって読めないので、普通に掲載して欲しいんですが。


ぼんやりした放浪者 : 芦屋四姉妹物語が連載漫画に
↑テスラさんが芦屋四姉妹の今までの流れを紹介しています。


今度は芦屋からマンガで萌えおこし!?-『芦屋四姉妹物語』商店街限定ローカル漫画 - 看板少女のさがしかた~看板少女これくしょん(看これ)~
萌え起こし/ 萌えおこし/ 同人用語の基礎知識



阪急芦屋川駅前の大利昭文堂さんにあったポスター。漫画冊子第4弾「観光大使編」は7千部作成されました。2011年11月10日撮影


作品の性質上舞台が実在するのは当たり前ですが、冊子版から少し紹介します。


芦屋警察署 2009年9月16日撮影
昭和2年築の庁舎の玄関部分を残して、違和感の無いように増築しています。ミルキィホームズで登場する横浜の加賀町警察署と同じ保存方法ですね。
芦屋警察署 : 近代建築Watch
探偵オペラ ミルキィホームズ 聖地巡礼 横浜って、こんなご馳走出るの? - ローリング廻し蹴り



作中でも描かれている夜間警備の象徴・ミミズクの彫刻。2011年11月9日撮影

一昨日の読売新聞阪神版「はんしん百景」より。


1コマしか出ないけど、大正14年に架けられた業平橋。2011年11月9日撮影
連載版の主人公「在原和希」の苗字って在原業平からですよね。以上「観光大使編」より。

テスラさん撮影

この時計には見覚えが。

谷川流さん原作、菜住小羽さん作画「蜻蛉迷宮」第3話でも登場していた、JR芦屋駅前です。
:蜻蛉迷宮(カゲロウ†メイキュウ)第三話@西宮・芦屋 - 人は島嶼にあらず



2011年11月5・6日の芦屋ミュージックフェスティバルのポスター(テスラさん撮影)。これもJR芦屋駅前で、背景は写実的になっています。<11月22日追記>
7月30日に開始されたニコニコ静画の連載はこちら
芦屋四姉妹物語 / 赤本尚美 - ニコニコ静画 (マンガ)


1959年版「細雪」上映会記念(1)阪急芦屋川駅の今昔 - きーぼー堂
1959年版「細雪」上映会記念(2)芦屋川駅周辺ロケ地紹介など - きーぼー堂
1959年版「細雪」上映会記念(3)夙川・阪急甲陽線沿線のロケ地紹介 - きーぼー堂