「涼宮ハルヒの『聖地』西宮」という講演もある「西宮文学案内」のお知らせ


11月23日(火・祝)14時〜15時半、ACTA西宮東館6階の西宮大学交流センター大講義室(予定)で、「西宮文学案内」第三回「アニメ『涼宮ハルヒ』の聖地・西宮」という講演が行われます。この第3回の講師は作家の土居豊さんです。

10月20日の第1回は「村上春樹と『阪神間』の文化」、第2回は「水木しげるの西宮時代」です。

作家・土居豊と評論家・浦澄彬のページ2010-8-11 (再度のお知らせ)講演・「アニメ『涼宮ハルヒ』の聖地・西宮」より本人からの「お知らせ」

以下のような講演を、この秋、やらせていただくことになりました。
西宮市は、知る人ぞ知る、村上春樹が育った街であり、また、アニメ『涼宮ハルヒ』の舞台として世界中のオタクの聖地ともなっています。
その文化サロンでの講演で、私の担当は、話題のアニメ『涼宮ハルヒ』シリーズを題材に取り上げます。アニメ作品とその舞台となった西宮の土地を論じ、「ライトノベルと文学の可能性」、「関西発の文学やアニメが世界で愛好されている理由」などを考えます。

自分が村上春樹研究を進める中で、ライトノベル涼宮ハルヒ』シリーズとの関連性を考えるようになったのですが、今回、講演の形で論考の一端をご紹介できればと思います。
ちなみに、第一回の講師は、『日本辺境論』などのベストセラーで知られる内田樹先生です。このような形でご一緒させていただけるのは大変光栄です。

また、第二回の講師、村上知彦さんは、関西文学の同人だったころから知遇をいただいています。関西サブカルの生き字引にして、マンガ研究の第一人者です。
みなさま、どうか、三回通してお越しいただけましたら幸いです。


定員は各回50名程度、事前申し込みが必要です。詳細はこちらの「西宮文学案内」を。
http://amity.nishi.or.jp/

第一回「村上春樹と西宮」講師:内田樹
日時:10月20日13:20〜 会場:神戸女学院
第二回「水木しげるの西宮時代」講師:村上知彦
日時:10月31日14時〜 会場:西宮市立教育会館
第三回「アニメ『涼宮ハルヒ』の聖地・西宮」講師:土居豊
日時:11月23日14時〜 会場:西宮市大学交流センター(西宮北口駅前アクタ東館6階)
各回¥500円

さっそく申し込まなきゃ!西宮北口が会場というのがポイント高いですね。一階下のアクタ東館5階にある西宮市立北口図書館は原作「涼宮ハルヒの憂鬱」で舞台になっているし。

8月30日の朝日新聞朝刊阪神版で紹介されました(9月27日追記)。

水木しげるさんといえば、7月31日から10月3日まで阪神電鉄が「阪神沿線 妖怪図鑑 スタンプ&クイズラリー」を開催中、8月25日〜31日には阪神百貨店で「水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展」があります。

朝日新聞2010年8月18日 スタンプ集めて妖怪図鑑 鬼太郎誕生の地巡るラリー開催 (ウェブ魚拓)
阪神電気鉄道株式会社ニュースリリース 「阪神沿線 妖怪図鑑 スタンプ&クイズラリー」を開催 〜阪神電車で行く水木しげるゆかりの地など〜(PDF)

<参考> 水木しげる阪神沿線の関係
新開地: 水木しげるは昭和25年頃から新開地駅近くの水木通(神戸市兵庫区)に住み、水木荘というアパートを経営していた。ペンネームの由来にもなった地。

今 津: 昭和28年今津駅前商店街にある家(西宮市今津水波町)に移り住み、昭和29年32歳の時「鬼太郎」が誕生した。

北 野: 水木しげるが今津に住んでいた頃に通った神戸市立美術研究所跡が現在の「北野工房のまち」(神戸市中央区)。水木はここで小磯良平や小松益喜といった有名画家から絵を習った。
(ニュースリリース朝日新聞より)

この他、阪神沿線では無いですが昭和15年、18歳の時に甲子園口に引っ越して召集まで両親と暮らしていたようです。ゲゲゲの女房で今津は舞台にならなかったのが残念でした(水木荘の方は一応話に出て来たけど)。

西宮芦屋研究所2010-4-13 水波町216の家 水木しげる その6
今津駅前商店街は「鬼太郎生誕の地」として街おこしを計画しているそうです。
http://piano-tuner-fujii.blog.eonet.jp/arecore/2010/07/post-bcc4.html
「二番せんじだが駅前に銅像を建てられないか、各方面に協力して回りたい」という商店街振興組合の副理事長の言葉が紹介されています。

自伝的作品「水木しげる伝(中)」に今津駅前商店街が登場。