実車と共に消え始めた阪急6300系版「電車にご注意」


2月28日13時7分 阪急京都線崇禅寺駅で 先頭は6350

特急引退記念ヘッドマーク。標識灯・尾灯まわりのステンレスの飾り帯は6300系だけが持つ物。
1975年より阪急京都線の特急専用車両として活躍して来た6300系が、2月21〜28日の引退記念運行を以って9300系に置き換えられ京都線での特急運用から引退しました(もう一ヶ月前の事ですが)。


2010年2月13日朝日新聞1面、10面より


2006年8月24日、梅田駅で

2008年12月25日、上新庄駅淡路駅間で
手元にあまり良い写真無いなあ・・・。6300系の京都線撤退で、京都線から片側二扉車は消滅しました(一般車は三扉)。


2009年12月8日、阪急神戸線御影駅で。当ブログ的には甲南病院の最寄り&見える駅

2009年11月29日、阪急神戸線春日野道駅で。左右で通過されると狭くて怖い・・・
右を通過する7000系は、「涼宮ハルヒの憂鬱V」のハルヒの独白シーンで踏切を通過する電車として登場しました。窓配置から、実際に甲陽線を走る6000系では無く7000系とされています。
参考神奈井総社 涼宮ハルヒの憂鬱舞台の検証 その12
NR/アニメに見る鉄道/涼宮ハルヒの憂鬱


阪急の駅のホームで見かける、この「電車にご注意 白線内でおまちねがいます」の看板に描かれた電車は、


6300系がモデルになっているのです。しっかり「6350」と車番も描かれていてリアル。神戸線(神崎川塚口、六甲など)、甲陽線(苦楽園口、甲陽園)など6300系の来ない路線の駅にもあります。

記事冒頭の写真もですが、この写真の先頭車がモデルになった6350です。コンバット越後さん提供
看板では現在の実車とは違い、屋根のアイボリーの帯が方向幕にかかるようになっていますが、これは登場時の試験塗装なのだとか。↓
ちょっと楽しい鉄道と趣味の独り言 阪急6300系



3月15日 阪急京都線淡路駅

3月17日 阪急今津線門戸厄神駅で
これが去年2009年から、6300系の後継である9300系のデザイン*1の物に交換されているようです。車番も無いし青い・・・。「白線内で」から「黄色い線の内側で」に範囲が変わっています。参考→Yahoo!知恵袋「白線の内側に…」から「黄色い線」に変わったのはいつごろからでしょうか?
私が最初に確認したのは11月中旬の門戸厄神駅でした。

9300系と 2010年3月17日、淡路駅
この9300系バージョンは私が見た限りでは今津線門戸厄神駅、京都線淡路駅神戸線岡本駅だけで確認していますが、ネットではあまり話題になっていないようです。今は少ないですが、いずれ全部交換されるのでしょうか。

去り行く「6350」同士を、2月28日に崇禅寺駅で撮ってみました。

日も場所も違いますが、私と同じ事をした方が居たようです。
2010/2/27 鉄軌星斗noうだ〜 阪急6300系ファイナルウイークin桂 〜涙雨の桂で駅撮り〜(平成22年

読売新聞 関西発 名車「阪急6300系」が特急引退
↑分かりやすい動画あり

3月15日撮影 十三駅4・5号線ホームのこれは更に古いタイプですね。



2011年4月28日追記:「電車にご注意」の看板は全て取り替えられると思い込んでいましたが、未だ数多く残っています。
6350Fは廃車されず、定期運用は無いものの、臨時嵐山直通列車に充当されています。6354Fが「京とれいん」としてリニューアルされ、2011年3月19日から京都線で臨時快速特急運用を始めました。他に嵐山線で4両編成3本が活躍中です。

*1:絵では9000系と区別はつかないけど、京都線繋がりなら9300系でしょう